去る8/15（水）甲子園へ高校野球を観戦に行って参りました。お盆休みも最終日のこの日朝起きてテレビをつけると第１試合が始まっていました。「まだ結構席空いとるなぁ…」と少しの間テレビを観ておりましたが何故かこれは行くしかないと思い急いで出発。電車に揺られる事約１時間半ようやく到着です。

一年ぶりの甲子園になりますがやっぱりいいですね。去年は私が大ファンである富山代表の新湊高校が13年ぶりに帰って来てくれ初戦を突破。2回戦に応援に来た事を思い出します。「一年ってホンマ早いなぁ…」と思うのは完全にオッサンの発想でしょうか…？（ちなみにこの2回戦の相手は地元も地元の東洋大姫路でしたが迷わず新湊側で応援してましたね…東洋大姫路の皆さん申し訳ございませんでした）すでに第２試合が始まっていて球場の周りは多くの高校野球ファンの方達で賑わっています。内野席を確保すべくチケット売場の列に並ぶ事数十分悲劇が起こります…電光掲示板に「完売」との文字が虚しく表示されました。「ちょっと待ってくれよ…」と思いながらちょうど隣に立っていた警備員の方に「外野まだいけますか？」と尋ねるも「分かりません」とつれない返事。とにかく席が無くては話にならないのでレフトスタンドへ走ります。スタンドに入ってみるとやはりかなりの席が埋まっていましたが今日は一人なので助かりました。言い忘れましたがいつも私に付き合ってくれる野球やサッカーに興味の無い嫁さんと子供２人は今日はいません。３人は嫁さんの実家である鳥取に帰省中。本当に気楽。そして身軽です。今日はゆっくりじっくりと観戦出来ます。照りつける夏の日差しは正直キツいですが本当に野球好きには贅沢な時間が過ぎて行きます。全力でプレーする球児達の姿を見ていると約20年前競技は違いますが高校生活の3年間を部活に捧げてきた自分を思い出し「あの頃は楽しかったなぁ…」と一人青春時代の懐かしさに浸ります。（ちなみに私はサッカー部で勿論甲子園に出場するような球児達と比べるレベルではありませんが熱い思いは同じかと…）この日は終戦記念日で12時に黙祷がありました。さっきまで熱気に満ちていた球場内が静寂に包まれます。テレビでは伝わらないこの独特の雰囲気も実際に球場に来ていなければ体験出来なかった貴重な時間でした。その後も熱戦は続き暑さと相まってビールのペースも上がります。「ビールいかがですかー！？」この暑い中汗だくになりながら重いビールサーバー背負い必死に働いている可愛い売り子さんを見ると「一つ下さい！」と思わず買ってしまうのは私だけでしょうか？私の統計によるとオッサン達は間違いなく女の子から買う確率が断然高いと思われます。（正直一杯600円は私には何杯も飲める値段ではありませんが…）

熱心なファンの方達はまだたくさんおられますが第4試合になるとアルプススタンドにも空席が結構目立ちはじめました。外野席はまだまだ埋まっています。そこで最後の試合位はゆったり観戦もいいかと3塁側アルプスに移動です。外野席とはまた違った空気。名門仙台育英応援団の熱気が伝わって来ます。やはり応援団が間近にいると迫力が違いますね。私もタオルを振り回し一緒に応援して盛り上がります。

しかし遂に5回表暑さと飲み過ぎの為私の体力もそろそろ限界をむかえます。「もうアカンわ。そろそろ帰ろか…」と思い携帯を見てみると甲子園から徒歩5分程のところに住む従兄弟から何回も着信が！急いで折り返し電話すると「今◯◯で家族で飲んどうからお前も来い！」との事。暑さにやられている事飲みすぎて気分が悪い事姫路までは結構遠い事…色々説明しましたがお誘いの熱意に負け店へ向かいます。家は近いのですがその店までは徒歩約20分。駅1つ分の距離です…フラフラになりながらやっと到着。叔父さんも叔母さんもいて皆に「お疲れー！」と迎えられます。そこから約1時間半ひたすら水とウーロン茶を飲み続けサラダのみ食べます。（焼き鳥店でしたが全く焼き鳥は欲しません）。そんな私を気遣ってか「もうそろそろ◯◯君帰らんでええの？」と従兄弟の奥さん。私天の声が聞こえました。このタイミングを逃すはずもなく「また今度ゆっくりと！」とすばやく帰路につきます。家にようやく辿り着いた時には時計は9時をまわっていました…とても疲れた１日となりましたが高校野球の楽しさを改めて実感した本当に充実した１日でした。眠気に耐え「来年は新湊出て来て欲しいな…」と思いながら『熱闘！甲子園』で今日の試合をチェックしてから就寝です。若い頃の自分を思い出させてくれる甲子園。また来年も是非行きたい（出来れば一人で）と思いました。

嫁さんの母校も出場で見事一回戦突破！もらって困る土産です。